こんにちは、なおです。
秋田県を拠点に活動しているフリーランスWebデザイナーです。
フリーランスとして初めての確定申告が完了しました〜
確定申告完了しました💭
— なお | Webデザイナー×消耗しない働き方 (@naooooo_ch) February 4, 2022
心配性すぎて複数の税理士さんに相談していたら、良い方に出会えて色々教えていただきました。
日頃の帳簿付けでも「もっとこうしていれば!」という気づきがあったので、来年の自分のためにもブログにまとめます🐻
こちらのツイートをした際に、何名かの方からコメントで「早い!すごい!」と褒めていただいたのですが、元々こんなに早く終わると思っていませんでした。
なぜなら、そもそも確定申告について全然知らなかったから!
日頃の帳簿の付け方も、なんとなーく(結果、全然足りてませんでした)
確定申告のやり方や必要書類についても知らない
何度か調べてみたけど、意味わからない
ただ、漠然と「大変そう」「怖い〜」と思っていました。
そんな私が、実際に確定申告のためにやったことと、「日頃からやっておけばよかったー」と感じたことをまとめてみました。
・初めての確定申告を控えている方
・とにかく確定申告が心配!という方
・これからフリーランスになりたいと考えている方
これからお話しすることは、実際の経験を基にしています。
お仕事の内容や相談する税理士さんによって、違う方法や考え方もあるかと思いますので、あくまでも1つの例として捉えていただけると幸いです。
「もっとこういう方法もあるよー」という方は、ぜひ教えてください!
確定申告のためにやってよかったこと
なんとなくでもイメージを掴んでおく
確定申告って、なんとなく難しそう。
そう思えば思うほど、億劫になり後回しになりがちです。
なので、まずはなんとなーくのイメージを掴んでおくことで「確定申告=全然わからない怖いもの」というイメージを「確定申告=なんとかなるかも」くらいに引き上げます。
私は、Webデザインの勉強を始めた頃に「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! 」という本を読んでいたので、早い段階で「怖い」というイメージを捨てることが出来ました。
あんじゅ先生こと漫画家の若林杏樹さんと、税理士の大河内薫さんが作られた本で、マンガ形式で税金やお金・確定申告について教えてくれます。
こちらの本については、過去にこちらの記事で詳しくお話ししています。
「事業専用口座」を作っておく
意図的にやっていたわけではなく、会社員時代の名残で事業用とプライベート用の口座を分けていたのですが、結果的に良かったです。
確定申告自体は、口座をプライベート用と事業用を分けていなくても可能なのですが「この口座のお金の動きは全部仕事に関係するもの!」としておくと、売上や経費の仕訳がかなりシンプルになります。
また、確定申告以外の時でも、事業用口座の入出金を見れば「今月の大体の売り上げはこれくらいか」と把握できるのもいい点でした。
逆に、クレジットカードはプライベート用と事業用の支払いをごちゃ混ぜにしていて、めんどくさかったのでそれについても後ほどお話しします。。。
クラウド会計ソフトを使う
私はfreeeを使っています。
事業用口座はfreeeと連携し、日頃から口座の入出金があればその都度勘定項目などを入力していたので、確定申告の際にまとめて入力する手間がかかりませんでした。
これが、本当に助かった!!!
勘定項目というのは「売上高」とか「消耗品費」とか「これはなんのお金?」というのを示すものだよ
「事業用だし一応しておくか」という軽い気持ちで、事業用口座を連携し
「通知来てるし、勘定項目入力しておくか」という軽い気持ちで、日頃から帳簿をつけていた過去の私
そして、freeeには感謝の気持ちしかありません。
ありがとう!!!
また、レシートや領収書はfreeeのスマホアプリのカメラで自動読み込みをしてくれるので、入力する手間がかかりません。
freee内で請求書の発行も出来て、連携口座の日付や金額と照合して帳簿付けまでしてくれます。
クラウド会計ソフトは、freeeの他にも弥生会計やマネーフォワードなどがありますが、どれも最初の1ヶ月は無料で使えるので、自分にとって使いやすいものを選んでみてください。
ちなみに私は、パソコンを持っていない時もスマホでパパッと確認ができる「スマホアプリの使いやすさ」に惹かれて、freeeを選びました。
税理士に相談する
やはりプロはすごい…!
最近では、オンラインで税理士の方に相談できる機会も増えています。
これまでに、私が実際に利用したものは以下の3つです。
心配性すぎて聞きまくってますが、皆さんはこんなにやらなくていいと思います。。。
▪️税理士事務所の無料相談(オフライン)
▪️ココナラ(オンライン)
▪️税務署に電話
▪️紹介サービス(オンライン)
税理士事務所の無料相談
まず初めにやったことは、シンプルに税理士事務所の無料相談に行くことです。
これは確定申告のためにというよりは、開業をするタイミングで「税金について何も知らない!不安すぎる!」と思い、地域の税理士事務所に訪問しました。
ゆくゆくは顧問契約などで、税理士さんに税金関係のことはお願いしたいと思っていたので、とにかく現時点で疑問に感じていたことを教えてもらうという感じでした。
自分の事業についてお話をして、税金やお金についての相談に乗ってもらうイメージです。
実際に税理士さんの雰囲気も知ることができるので、早い段階で1度やっておいて良かったと思っています。
\相談する際の注意点/
私もそうでしたが、税金についての知識がないと「とにかくなんとなく不安!」と漠然とした相談になりがちです。
税理士さんもプロなので、噛み砕いて色々教えてくれますが、事前に出来るだけ「今、何が分かっていて」「特に何が分からなくて、不安なのか」など疑問点を明確にした状態でいくと、よりピンポイントで不安な点を明確に教えてくださるのでより有益な相談になるかと思います。
私は、ふわっとした状態で行ってしまい、前半はイメージを掴むのが精一杯でした。
税理士さんに申し訳ない…!
ココナラ
こちらは、確定申告をするにあたって利用しました。
いざ、確定申告のために資料を集めだすと「これは経費?」「この費用はなんて入力するんだろう」と細々とした疑問が出てくることが何度もありました。
自分でインターネットで調べて解決することもあれば、全然載っていないもしくは、載っているけど意味わからないことも…
そこで、利用したのがココナラです。
「税理士 確定申告」などで検索すると、たくさんのサービスが出てきます。
3,000〜10,000円程度ででチャットと通じて直接、税理士の方に質問をすることができるサービスを利用しました。
私が実際に利用した際には、3つほど質問を送って1時間ほどで詳しい回答をいただくことができました。
ただ「税金や確定申告についての質問に答えること」と「実際の申告資料を見てのアドバイス」は別サービスで受けている方が多く、私が利用したものはあくまでも「一般的には」という範囲の質問限定でしたので、利用する際はしっかりとサービス説明を読んでから利用することをお勧めします。
勘定項目とか、税金についてとか、必要資料とかを聞いたよー
税務署に電話
ココナラ同様、基本的な確定申告や税金についての質問を税務署にも電話しました。
「なんで最初から、もっと聞かなかったんだろう」と思うくらい、丁寧に回答いただき感動しました。
3月以降は税務署も忙しくなるので電話のつながり具合などは分かりませんが、1月末〜2月上旬ではスムーズに電話がつながりました。
管轄の税務署の相談窓口だけでなく、国税庁にも「確定申告相談センター」があるので、そちらを利用してみるのも良いかもしれません。
税理士紹介サービス
ココナラでいくつか質問をした後も、引き続き自分で資料を集めながら確定申告の準備を続けて、なんとかfreee内での全項目の入力が完了しました。
完了後、1つの疑問が生まれました。
「で、この資料って合ってんの?」
そもそも初めての確定申告、そして他の方の確定申告の資料も見たことがなかったので
「桁が1つ違うじゃん!」
「え、この項目が空欄なのか、なんか間違ってるってことじゃん」
などの、確定申告をしたことがある方なら簡単に気付けるであろうミスすら判別が出来ない状態でした。
うわああああ、心配だああああ
と、突然不安になった私はいくつかの弁護士紹介サービスに登録しました。
今後長くお付き合いできる税理士さんを探している方であれば特に、税理士さんとの相性も大切だと思いますので、複数のサービスに登録してより自分にあった税理士さんに出会える機会を設けることをオススメします。
サイトによっては、すでに「2021年度分の確定申告のみの依頼は、ご依頼多数のため中断」としているところもあったため、検討される際はしっかりサイトを確認してみてください。
私は、ミツモアを通じて紹介していただいた税理士さんに、資料の確認とfreeeの取引の入力チェックを依頼しました。
それはそれは、ミス・不足だらけでした。。。お恥ずかしい。。。
本当に、依頼してよかったです。
また、確定申告が完了してから知ったのですが、freeeや弥生会計などのクラウド会計ソフトでも税理士相談のサービスを行っているところがあるようです!
税理士さんによっては、クラウド会計ソフトに慣れていない方も多いと聞いたことがあるので、自分が日頃使っているクラウド会計ソフトを得意とする税理士さんにお願いできるのは、安心ですね。
マイナンバーカードを作っておく
すでに知っている方も多いかと思いますが、マイナンバーカードがあるとe-Taxで確定申告を電子申請することができます。
カードを作るまでに申込をして役所に行ってなどの手間がかかりますが、電子申請にはいくつかメリットもあるので、早めに作っておくことをオススメします。
ちなみに、マイナンバーカードがあれば開業届も自宅から出せるよ!
・自宅で確定申告が完了する
・添付書類を省略できる(控除証明書などを添付しなくていい)
・青色申告者は控除額アップする(紙申請:MAX55万円・電子申請:MAX65万円控除)
※添付書類の省略については、あくまでも省略ですので自宅でしっかりと保管しておきましょう。
確定申告のためにやっておけばよかったこと
ここまでは実際にやっていたことについてお話していましたが、逆に「もっとこうしておけば良かった!」ということも、いくつかあったので紹介します。
カードも事業専用にしておけばよかった
事業用カード、作っておくんだった…
確定申告自体は、プライベートと事業に関する支出が同じカードでも問題ないのですが、なんせ仕分けが面倒でした。
私の場合は2枚カードを持っていたので、それぞれの明細(12ヶ月×2枚で24ヶ月分)を出して「これはなんのサブスクだっけ」と思い出しながらの作業…
ただでさえ事務作業が得意ではないので、もう二度とやりたくないです!
「私も一緒にしちゃってるなー」という方は、ぜひ早めに分けておくことをオススメします。
日頃からもっと細かく帳簿をつけておけばよかった
確定申告に関するブログや本で
帳簿は細かくつけておくのがいいよー
と、耳にしたことも多いかと思います。
私も、以前からよく耳にしていて「フリーランスになったら、ちゃんと帳簿をつけよう」と思ってました。
なので、開業した当初からしっかり帳簿をつけ……ているつもりでした。
全然足りなかった。足りなすぎた。
・クライド会計ソフトに連携した口座やクレジットカードの取引内容の入力
・Amazonなどのネット通販やクレジットカードの明細のダウンロード・取引入力
・現金やプライベート資金から支払った取引の入力
このあたりは、毎月(もしくは2.3ヶ月ごとに)やっておけば良かったです。
実際の私は、確定申告をするために1年分まとめてAmazonやクレジットカードの明細をダウンロードをしました…思ったより多かったです。。。
クレジットカードの明細を見るために必要な、パスワードやIDなどの情報を全て忘れて、サポートセンターに連絡することから始まったなんて、ポンコツすぎて言えない・・・
確定申告は、日頃の準備が大切!
確定申告は、大変!
ですが、準備次第で随分負担を軽くすることができます。
今年の確定申告が既に終わっている方も、来年のために今から一緒に準備しておきましょう!
また更新します。
なおでした。